江戸時代にアサガオの変わり咲き(変化朝顔)の栽培・育種が盛んになり、庶民に楽しまれていた。
現在では、九州大学にて、江戸時代からの変化朝顔の系統が受け継がれ、研究されている。
アメリカのモーガン博士の研究室で、ショウジョウバエの遺伝学を学んだ今井喜孝先生は、帰国後、アサガオの遺伝学研究を開始する。
今井先生は、研究に対する姿勢として、次のような言葉を残されている。
「自分はまず10歩前進する。たとえ後に9歩退くことがあろうとも、最初から1歩だけ踏み出したよりは進歩があると思う。」
「近代日本生物学者小伝」p488