「青い目、茶色い目」というドキュメンタリー映画がある。これは、アメリカの小学校の先生、エリオット先生、が自分の授業を記録に残したものだ。
クラスの生徒を青い目と茶色い目の生徒に分けて、わざと互いに差別させるという授業を展開した。なぜ、エリオット先生が、このような授業を行ったかというと、キング牧師が暗殺されるという事態を受けて、人種差別を無くすためには、差別を頭で理解するだけでは無理で、差別を体験して、初めて、なぜ差別がいけないのか、を理解することができる、と考えたからだった。
このビデオは、NHK BS1 2007年10月21日 BS 世界のドキュメンタリー青い目、茶色の目~教室は目の色て分けられた~A CLASS DIVIDED (制作 WGBH (アメリカ1985年))
としても放送された。
高校教師をしていた時に、人権についての授業の教材として、私も使っていた。
これは、世界遺産に相当するほどの人類の遺産であると思う。